若者が花き農家を応援 沖永良部島

「永良部百合の花」を歌い、企画への賛同を呼び掛ける吉田さん(左)ら(提供写真)

「永良部百合の花」を歌い、企画への賛同を呼び掛ける吉田さん(左)ら(提供写真)

 いかに横浜ぬ波荒さあてぃむヤリクヌ 百合や捨てるなよ島ぬ宝(どんなに横浜の波が荒くてもユリは捨てるなよ 島の宝だ)│。

 

 沖永良部島の若者が、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける地元の花き生産者を応援しようと、全国に花を贈る企画「えらぶの花を届けよう!」を始めた。主催者が買い取った花を会員制交流サイト(SNS)を通じて申し込んだ人に、無料でプレゼントする。花を受け取った人からは「ありがとう」「農家の人たちの笑顔も増えるといいね」といった喜びのメッセージが続々と届いている。

 

 主催者は今春大学を卒業し、大阪府から帰郷したという知名町在住の公務員吉田雄輝さん(22)。「日本を沖永良部の花で盛り上げ、農家のモチベーション向上にもつなげたい」と目的を話す。「花を手にして喜んでいる人の画像や動画を、一つの動画にまとめて発信したい」とも。

 

 花はユリやトルコギキョウ、グラジオラスなどを贈る。4月28日に発送を始め、5月2日までに宮城県や沖縄県などから30件の申し込みがあった。吉田さんと協力者はSNS上で「永良部百合の花」を歌い、企画への賛同を呼び掛けている。

 

 花を希望する人はフェイスブック、ツイッター、インスタグラムの吉田さんのアカウントへダイレクトメールで申し込む。発送や仕入れなどは地元スーパー「主婦の店」(森照代店長、知名町)が協力する。発送は5月末までの計画。

 

 花を買い取り、配送する資金は吉田さんの自腹。「予算は10万円までと決めている。ありがたいことに賛同者から寄付もあった」と言う。

 

 問い合わせ先は電話080(9140)2510吉田さん。