菊池一族企画展も 熊本県菊池市

菊池市に開園した「西郷南洲公園」=24日、同市砂田

菊池市に開園した「西郷南洲公園」=24日、同市砂田

 西郷隆盛の命日に当たる24日、祖先発祥の地とされる熊本県菊池市の西郷地区に「西郷南洲公園」が開園した。市は菊池家と隆盛とのつながりを学ぶ場や、地域住民と観光客らの憩いの場としての活用に期待している。

 

 菊池家は平安時代から活躍した肥後地方の豪族。江戸時代に薩摩へ移り、隆盛は32代目に当たるといわれる。隆盛は奄美で「菊池源吾」と名乗り、愛加那との長男菊次郎、長女菊子(菊草)にも「菊」の字を付けた。

 

 南洲公園は地域住民の要望を受けて整備した。面積は約1100平方㍍。3900万円をかけ、「祖先発祥の地」の記念碑に続く歩道や広場、トイレを備えた。友好都市の龍郷町が贈ったヒカンザクラの木も植えている。

 

 セレモニーで江頭実市長は龍郷町で8月、西郷家ゆかりの5自治体が交流拡大を宣言したことを紹介した。「人のつながりが広がれば、菊池を訪れる人も増える。歴史に親しむことは市の発展にとって意義深い」と語った。

 

 菊池市で隆盛を顕彰している「菊池源吾に学ぶ会」の園木洋二会長(77)は「無私無欲を貫いた西郷さんの人柄は今も慕われている。ルーツの地にぜひ足を運んでもらいたい」と話した。

 

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菊池市で開催中の企画展「西郷どんと菊池一族」=24日、同市の「わいふ一番館」

菊池市で開催中の企画展「西郷どんと菊池一族」=24日、同市の「わいふ一番館」

 NHH大河ドラマの放送にちなみ、菊池市の「わいふ一番館」では「西郷(せご)どんと菊池一族~その家族、その教え」と題した企画展が開催中だ。愛加那や長男菊次郎のほか、沖永良部島で西郷を支えた島役人土持政照の横顔を紹介した。

 

 同市の観光プロモーター岩本晃彦さん(39)が資料を集めた。西郷が島役人に宛てた手紙の複製品を展示。ドラマのロケ地となった沖永良部島の写真も飾った。11月30日(午前9時~午後5時)まで開いている。