装飾バスで村の魅力を発信 宇検、協力隊マットさん発案

宇検村を運行するラッピングバスと停留所の新しい標識をデザインしたマットさん=4日、同村屋鈍

宇検村を運行するラッピングバスと停留所の新しい標識をデザインしたマットさん=4日、同村屋鈍

 宇検村を運行する路線バスが新たな装いで村内を巡っている。村の風景や自然をイメージした外装で、地域おこし協力隊のマシュー・サイモン・プライドさん(46)=オーストラリア出身、愛称・マット=がデザインした。インバウンド(訪日外国人客)を意識し、村内すべてのバス停留所の標識も一新。マットさんは「宇検村の宝は人だと思う。観光客にはぜひバスに乗って集落を回ってもらい、いろんな人たちと出会ってほしい」と話した。

 

 ラッピングバスは村内2路線を走る乗客8人乗りと13人乗りの各1台。村の魅力を発信しようとマットさんが発案し、宇検村とバス運行会社しまバス(本社・奄美市)がコラボレーションして実現した。3月末から運行している。

 

 外装は海や空をイメージした青色を下地に、クワズイモと島バナナの葉のイラストが映えるようにデザインし、奄美大島に伝わる妖怪ケンムンをモチーフにした同村のイメージキャラクター「ウーケン」もあしらった。

 

 標識は老朽化に伴って作り替えた。停留所名の表記は日本語と英語を併記。時刻表には英語での案内を読み取れるQRコードも記載した。

 

 マットさんは「住民が喜ぶものにしたかったので地域の意見も聞いてデザインを考えた。バスを見た地域の子どもたちやおじいちゃん、おばあちゃんからは、かわいいとか目立つねと言ってもらった」と笑顔で語り、今後の村のPR計画にも意欲を見せた。