西郷と徳之島島民の交流ミュージカルで

迫力あるダンスで観客を魅了した島口ミュージカル「結―MUSUBI」=3日、天城町文化センター

迫力あるダンスで観客を魅了した島口ミュージカル「結―MUSUBI」=3日、天城町文化センター

 徳之島の中高生らでつくる「結シアター手舞」の島口(方言)ミュージカル「結―MUSUBI」公演が2、3の両日、天城町防災センターであった。遠島によって徳之島に滞在した西郷隆盛と地元の青年・琉仲祐ら島民の交流を描いた物語を熱演。迫力あるダンスを交えたステージで観客を魅了し、会場には感動の輪が広がった。

 

 昼夜計3回の公演に島内外から約1200人が来場した。舞台は仲祐とその父・仲為など、公演ごとに役の一部を別の演者が担当するダブルキャスト制を採用。総勢43人が出演した。

 

 物語は仲祐が京都で新撰組の土方歳三と遭遇する場面からスタート。西郷を師と慕った仲祐との親交を軸に、西郷の妻・愛加那が2人の子どもを連れて奄美大島から来島したエピソードや、「モチタボリ」や闘牛など伝統文化のシーンを織り交ぜ、メンバーらが琉球舞踊をベースに躍動感あふれるダンスを披露した。今回結成したバンドチームによる生バンド演奏が舞台を盛り上げた。

 

 大学受験のため、出演が最後となった仲祐役の福田一稀(いつき)さん(樟南第二高2年)は「来場者や支えてくれた舞台関係者、両親、結シアターのメンバーのおかげで楽しくできた。3年間の活動は自分の宝物」と話した。

 結シアター手舞は2015年秋の国民文化祭を機に結成され、天城町主催イベントで「結―」の初舞台を踏んだ。メンバーらの卒業を記念した公演は昨年3月に続いて3回目。