親子で大瀬川を散策 徳之島町

大瀬川の地形について講師から解説を受ける参加者ら=28日、徳之島町亀津

大瀬川の地形について講師から解説を受ける参加者ら=28日、徳之島町亀津

  【徳之島総局】徳之島地区自然保護協議会(政武文会長)は28日、徳之島町亀津を流れる県管理2級河川の大瀬川を散策するイベントを開いた。島内の児童生徒や保護者ら参加した約50人は、河川に生息する水中生物や昆虫を観察し、身近に残る自然の大切さを再認識した。

 世界自然遺産登録の推進と自然環境の保全に向けた次世代育成事業の一環。鹿児島大学名誉教授で徳之島町地域おこし協力隊の鈴木廣志さん、天城町自然保護専門員の岡崎幹人さん、認定ガイドの美延睦美さんが案内役を務めた。

 参加者は河口から約1・8㌔の地点から遡上(そじょう)を開始。同日は早朝からの雨で水位が上昇していたため、腰の高さまで漬かりながら700㍍先の上流にある滝を目指した。

 道中ではリュウキュウハグロトンボやアマミハンミョウなどの昆虫が見られたほか、ミナミテナガエビやアマミミナミサワガニなどの水生生物を捕獲。生物の特徴や島の成り立ちに関する地質学の説明もあり、「水辺の生物たちが生きていけるよう、このままの環境を保全しよう」と呼び掛けた。

 母親と参加した亀津小4年の岸岡春樹君(9)は「初めて滝まで行って、知らない生物に出合うことができて楽しかった。島に残る自然を大切にしたいと思った」と話した。

 同協議会は8月にサンゴ礁の生き物観察会、9月はナイトツアーの開催を予定している。