親孝行代行サービスが好評 和泊町

親孝行代行サービスで、庭の手入れをする和泊町シルバー人材センターの会員ら=14日、同町国頭

親孝行代行サービスで、庭の手入れをする和泊町シルバー人材センターの会員ら=14日、同町国頭

 和泊町シルバー人材センター(南実一理事長)が、同町のふるさと納税の返礼として実施している「親孝行代行サービス」が利用者に好評だ。ふるさと納税をした出身者に代わり、同センターの会員が実家の清掃や墓参りなどを請け負うサービス。同センターでは古里で高齢の親が一人暮らししているという出身者らに活用を勧めていく考え。

 

 同センターでは以前から、ふるさと納税の返礼として墓参り代行サービスを実施。近年、その活用が急激に増えたことから、出身者のさまざまなニーズに応えようと親孝行代行サービスを発案。10月から返礼品のメニューに加えた。

 

 1万3千円の寄付でサービス1回分。2人の会員が90分間、実家の清掃や墓参りなどを代行。利用者の要望に応じて、サービスを行っている。利用者に安心してもらえるよう、親の写真を添えた近況報告もしている。

 

 14日は大阪府在住の堀田牧代さん(53)から依頼を受けた。堀田さんの父、同町国頭の池田純明さん(79)宅で、会員が敷地内や、その周辺の樹木の伐採、除草、家の外壁や窓ガラスの清掃を行った。

 

 同サービスの利用は今回が2度目という堀田さんは「父には身体障がいがあって実家で一人暮らしは大変と思い、大阪へ呼んだこともあったが、先祖や親、古里をとても大事に考えており、島から離れることを良しとしない。島にこうしたサービスがあると大変ありがたい」と感謝していた。

 

 同センターの山下洋仁事務局長は「寄付者にとても喜んでもらえるサービスなので、PRして活用を広げていきたい」と話した。