観光客と住民の交流拠点に 笠利に伝泊+まーぐん広場

空き店舗を改修しオープンした伝泊+まーぐん広場・赤木名

空き店舗を改修しオープンした伝泊+まーぐん広場・赤木名

新たな交流拠点として期待の声が上がったオープニングイベント=14日、奄美市笠利町里

新たな交流拠点として期待の声が上がったオープニングイベント=14日、奄美市笠利町里

 食と地域包括ケアの拠点となる民間の複合施設「伝泊+まーぐん広場・赤木名」が14日、奄美市笠利町里にオープンした。手掛けたのは同市笠利町出身の建築家、山下保博さん(58)が代表を務める奄美イノベーション㈱。店舗跡を再整備し、カフェやホテル、有料老人ホームなどを併設した。山下社長は「奄美は人が宝。観光客と高齢者、障がい者、住民が交わるまちづくりを実践したい」と意欲を語った。

 

 山下社長は伝統的な古民家を宿泊施設に改修する取り組み「伝泊(でんぱく)」を展開している。今回の施設は9年越しの構想。大学院教授や福祉施設関係者らとの出会いを経て実現した。

 

 まーぐん広場が立地する赤木名地区は、公共施設や飲食店が集まる笠利町の中心地。2014年にスーパー「生鮮市場さと」が閉店後は空き店舗になっていた。

 

 メインのまーぐん広場はカフェ・レストラン、特産品マーケットを配置した。宿泊部門は6室を有料老人ホーム、2室を高齢者や障がい者対応の宿泊施設として活用。一般向けの伝泊ホテルもある。

 

 今後は地域ニーズを見極めながら障がい者の就労支援や学童・保育支援なども展開していく計画。開設に当たり地元出身者を中心に21人を雇用した。

 

 14日は地域住民ら約200人が出席しオープニングイベントが開かれた。来賓からは「新たな奄美観光をリードする取り組み」などと期待の声が寄せられた。

 

 15日午前9時から、同施設で内覧会とワークショップがある。問い合わせは電話0997(63)1910奄美イノベーションへ。