認定ガイド更新制度導入 奄美群島エコツアー 20年度、5島で新規24人

認定ガイドの更新講習会=1月、沖永良部島(提供写真)

認定ガイドの更新講習会=1月、沖永良部島(提供写真)

  奄美群島の認定エコツアーガイドは2020年度、5島で新たに24人が誕生した。17年の制度導入から認定者は計133人。森や海などをフィールドに島々の魅力を伝える活動を展開している。初年度の認定者が有効期限の3年を迎え、20年度は講習や筆記試験を要件にした更新制度が導入された。新たな認定者と更新したガイドに26~30日、各島で認定証が交付される。

 

 ガイドの認定制度は、奄美・沖縄の世界自然遺産登録による観光客の増加を視野に、環境保全と観光振興の両立を図るエコツーリズムの推進を目的に導入された。ガイドが奄美の自然や文化に深い知識を持ち、来訪者に安全で質の高いプログラムを提供する体制を構築するため、ガイド技術などに関する講習会の受講と、1年以上の実務経験などを認定要件に、エコツーリズム推進法に基づいて17年2月に運用を開始した。

 

 認定を受けたガイドは、17年度62人、18年度23人、19年度24人。20年度の新規認定者を含め島別では▽奄美大島79人(うち新規認定者15人)▽喜界島7人(同1人)▽徳之島18人(同1人)▽沖永良部島13人(同2人)▽与論島16人(同5人)。

 

 更新制度の対象は、17年度に認定された奄美大島46人、徳之島、沖永良部島各8人。高齢や廃業などを理由に更新を見送った人を除き、申請した奄美大島31人、徳之島5人、沖永良部島7人の計43人が、各島で実施されたガイド技術やリスク管理などに関する講習と筆記試験を受けて合格した。

 

 20年度はガイドのスキルアップを図るため、講習用のテキストを作成。新規の認定ガイドにも講習に加えて筆記試験が試行的に導入された。ガイドの実践的な活動を促進するため、認定、更新にそれぞれ必要なガイドの経験回数などの活動実績を島別に定め、新たに要件に盛り込まれた。

 

 奄美大島エコツアーガイド連絡協議会の喜島浩介会長も更新講習を受講した一人。「参加者から認定ガイドとしての心構えや責任感を強く感じた。筆記試験の導入で緊張感も高まり、充実した講習になった。新たな認定者のレベルも高まることに期待している」と話した。