誘致で初の町企業認定 徳之島町

徳之島町企業認定に調印したシーエルエムラボ合同会社の橋口業務執行社員(右)と高岡町長=26日、同町役場

徳之島町企業認定に調印したシーエルエムラボ合同会社の橋口業務執行社員(右)と高岡町長=26日、同町役場

 徳之島町は26日、経営や情報通信技術(ICT)などの分野でコンサルティングを行うシーエルエムラボ(本社・東京都千代田区、橋口雅裕業務執行社員)を町企業誘致条例に基づく「町企業」に認定した。町役場であった調印式で橋口業務執行社員は「ICTの拠点をつくり、地域の役に立てるよう頑張りたい」と抱負を語った。同町で2010年の条例制定以降、本土企業を誘致して企業認定したのは初めて。

 

 シーエルエムラボは2018年に創業。ICT関連のシステム開発や各種コンサルティング、地域振興に関する企画・運営などの業務を行っている。橋口業務執行社員は奄美市の出身。「奄美群島のために何かできないか」と、インターネット通信網の整備が進んでいる徳之島町への進出を決めた。

 

 同社の事業計画では、同町亀津に事務所を置いて10月に営業を開始する。システムエンジニアやプログラマーなど5人を常駐させ、テレワークで受注したICTの開発を行うほか、ICTを活用して人が交流する仕組みづくりを支援する。5年後には従業員15人に増員し、地元雇用も進めるという。

 

 調印式で高岡秀規町長は「町としてもICT教育の充実に取り組んでいる。事業所を設置して雇用も進め、ICT分野の人材育成に寄与してほしい」と期待を寄せた。

 

 同社は町から認定を受けた企業として、地元住民との交流などの活動がしやすくなるほか、同条例に盛り込まれた助成措置が受けられるメリットがある。助成について町は今後、同社と協議して支援内容を決める方針。