調理機器から変形プラ容器 奄美市立学校給食センター

熱で変形したと見られるプラスチック容器(左)と変形前と同型の製品=26日、奄美市名瀬朝戸

熱で変形したと見られるプラスチック容器(左)と変形前と同型の製品=26日、奄美市名瀬朝戸

 奄美市立学校給食センター(同市名瀬朝戸)で24日、給食の副食を調理した機器から熱で変形したとみられるプラスチック容器が見つかった。配送された市内の小学校7校は同日、「異物混入の恐れがある」として、副食計約2200人分の配膳を取りやめた。1校の児童の一部や各校の検食担当者らが副食を食べたが、26日正午現在、健康被害の報告はないという。

 

 センターによると、プラスチック容器は副食配送後、調理機器を洗浄していた職員が電気式の食材加熱機器の内部で発見した。容器には厨房用洗浄剤が入っていたとみられる。機器はこの日、副食のハンダマのゴマあえ用に野菜を蒸す調理に使用した。

 

 副食が配送された小学校はいずれも名瀬地区の名瀬、奄美、伊津部、朝日、小宿、小湊、知根で合わせて2281食分。センターは学校側に副食を欠品とするよう連絡した。時間割の短縮で給食が始まっていた小宿小では児童の一部が副食を食べたとセンターに報告があった。

 

 同センターは「容器が食材に直接触れることはなかったが、洗浄剤などが食材を蒸すための水蒸気に混入した恐れがある」として副食の欠品を決めた。

 

 同センターは2018年9月、運用を開始した。給食メニューの欠品は初めて。24日は市内の小・中学校18校に給食3691食分を調理。7校以外は別メニューのため当該副食の配送はなかった。

 

 同センターの大茂卓也次長(42)は「原因など詳細は現在調査中。保護者や関係機関への調査結果報告については、組織内で協議した上で判断する。今回の問題点をふまえて調理前後の点検項目を見直し、再発防止に努めたい」と話した。