農業、観光焦点にシンポ 住民ら50人参加し熱闘会議 沖永良部島

農業と観光に焦点を当てたシンポジウムもあった熱闘会議の沖永良部島交流会=22日、知名町

農業と観光に焦点を当てたシンポジウムもあった熱闘会議の沖永良部島交流会=22日、知名町

 【沖永良部総局】KAGOSHIMA熱闘会議(米山高兆会長、会員約60人)の沖永良部島交流会は22日、知名町の余多コミュニティセンターであった。来島した熱闘会議会員ら27人と地元住民の計約50人が参加。観光と農業に焦点を当てたシンポジウムを開き、地域資源や魅力を生かした沖永良部島の振興策を検討。両分野の連携した取り組みの重要性を再確認した。

 

 熱闘会議は県商工政策課が実施していた「県地域リーダー研修会」の1988年参加者を中心に同OB会として発足。「人材育成や頑張る地域の応援」などを目的として、県内外のさまざまな地域で、地元住民との交流会開催など活動を展開している。

 

 この日のシンポジウムは熱闘会議の代表や、農業と観光の連携に意欲的な地元の若手農家、和泊・知名の両町職員がパネラーとして登壇。

 

 和泊町の花き農家で、旅行者の農業体験を受け入れている東寿光さんは「農業体験を通じ、花の栽培過程や農家の苦労を知ってもらうことで、沖永良部島産の花の付加価値向上にもつながると思う」と話した。

 

 知名町の畜産農家、神里隆樹さんは職場で大学生のインターンシップを積極的に受け入れていることなど紹介し、「観光スポットを案内するだけでは一度きりの来島で終わってしまうが、人との出会いやそこでの体験がリピーター獲得につながると思う」と主張した。

 米山会長は県内他町村と比較した場合の和泊、知名両町の農業産出額の大きさや、豊かな観光資源に触れ、「島の人がもっと島の良さを認識していい。『生活を観光にできる』のも大きな魅力」などと助言した。

 

 シンポジウム後は懇親会があり、参加者同士の親睦を深めた。