送信所から生放送で報告 あまみエフエム

復旧した送信所では特設スタジオから生放送があり(上)、鉄塔再建を祝う餅まきも行われた=25日、奄美市名瀬のあまみエフエム有屋送信所親局

復旧した送信所では特設スタジオから生放送があり(上)、鉄塔再建を祝う餅まきも行われた=25日、奄美市名瀬のあまみエフエム有屋送信所親局

 奄美市と大和村を主要エリアとするコミュニティーラジオ「あまみエフエム」の有屋送信所親局がこのほど復旧したことに伴い、運営するNPO法人ディ(麓憲吾代表)は25日、同局から生放送を行った。同局では昨年9月、台風の影響で送信用設備の鉄塔が倒壊。生放送で鉄塔再建を報告し、餅まきで祝った。

 

あまみエフエム送信所復旧で現地から生放送②191225西谷 同局は奄美市の名瀬クリーンセンター近くの山中にある。昨年9月30日、台風24号の風雨を受けて送信用アンテナの付いた鉄塔(高さ約30㍍)が倒壊。応急設備で対応してきたが、全域で難聴などの影響が続いていた。

 

 同法人によると、新たな鉄塔(高さ約25㍍)の建設には県と奄美市の地域振興推進事業の助成金などを活用。今年11月末に完成し、12月中旬から運用を始めた。リスナーからはすでに「よく聞こえるようになった」などの声が寄せられているという。

 

 奄美群島の日本復帰66周年を迎えた25日、同法人は「送信所も復帰」と銘打って同局の特設スタジオから生放送を実施。地域の子どもたちも参加した餅まきでは、ラジオパーソナリティー・渡陽子さんの「餅は子どもたちに、放送はより多くの島民に届け」との掛け声に合わせて餅が投げられ、鉄塔の再建を祝った。

 

 麓代表は「今後も『災害に強い島ラジオ』を目指し、各地域の難聴改善などに取り組んでいきたい」と語った。