通訳案内士が沖永良部島を案内

沖永良部島内の観光地の一つ「世之主の墓」を訪れたFAMトリップの参加者ら=20日、和泊町

沖永良部島内の観光地の一つ「世之主の墓」を訪れたFAMトリップの参加者ら=20日、和泊町

 外国人の留学生や旅行事業者を招いたツアー「沖永良部島FAMトリップ」が20日、同島内であった。地元の通訳案内士と高校生が同行して島内の主な観光地を巡り、その魅力をアピールした。

 

 香港出身で、外国人の訪日旅行などを企画する旅行会社タビットツアーズ株式会社のリャンケウェイさん(60)と、台湾人留学生で日本大学4年のゲンスユインさん(24)の2人がツアー参加のため来島。地元の通訳案内士4人がガイドを務め、沖永良部高校生10人も同行した。

 

 この日は西郷南洲記念館や国頭小のガジュマル、フーチャ、笠石海浜公園、世之主の墓、越山公園、田皆岬、観光鍾乳洞「昇竜洞」などを巡り、それぞれの魅力や歴史的背景などを通訳案内士が英語や中国語で紹介。バスの中でも歌やクイズを通して島の魅力を伝え、ツアー参加者を楽しませた。

 

 リャンさんは「とても自然が素晴らしく観光地としての魅力は十分。課題としては全体的に買い物や食事などができる店や、旅行者が休憩するような場所が少ないように感じた」、ゲンさんは「『自分がこの島の出身だったら良かったのに』と思えるぐらい素晴らしい島。フーチャと鍾乳洞が特に印象に残った」と話した。

 

 案内人を務めた有川晶子さんは「数年前に通訳案内士の資格を取ったものの、これまで実践の機会がなかった。今回初めて外国の方を案内し、個人的には反省ばかりだが楽しかった。今日をスタートとして頑張りたい」と語った。

 

 同事業は奄振交付金を活用した「奄美群島育成人材フォローアップ事業」の一環。業務を受託した南海日日新聞社主催で、奄美5島で実施する。沖永良部島は喜界島に続いて2島目。27、28日は与論島で行われる。