連続台風、漁業者襲う/出漁できず「死活問題」

台風接近に備え、ロープで係留された船舶=10日、奄美市名瀬

台風接近に備え、ロープで係留された船舶=10日、奄美市名瀬

 台風18号、19号と相次ぐ台風の影響で奄美群島近海は波の高い状況が続いており、船を出せない漁業者は悲鳴を上げている。関係者は「台風が連続して近づき、2週間以上も漁に出られない状態が続いている。漁に出られないので、船の整備などをやっているが、雨が降ればそれもできない。燃料価格の高騰に加え、船の修理の支払いもある。漁ができないと死活問題だ」などと頭を抱えている。
 名瀬漁業協同組合(満林春男組合長)によると、名瀬漁港には台風18号の影響が出始めたころから約40隻の船舶がロープで係留された。
 満林組合長は「台風がフィリピン付近で発生した直後から奄美近海はうねりがあるから、速度が予想より遅くなると大変。通過しても2、3日は残る。台風銀座とはいえ、連続は漁師泣かせだ。19号は勢力がかなり強いから事故が起こらないよう、気を引き締めないといけない」などと話した。