進捗率54%、来年8月貫通へ 宮古崎トンネル

 

掘削工事が順調に進んでいる宮古崎トンネルの国直側坑口=21日、大和村

掘削工事が順調に進んでいる宮古崎トンネルの国直側坑口=21日、大和村

 主要地方道名瀬瀬戸内線の奄美市根瀬部―大和村国直間を結ぶ「宮古崎トンネル」の工事が順調に進んでいる。21日現在、2316㍍のうち国直側から1245㍍(進捗率約54%)まで掘削工事が進んでおり、来年8月中に貫通する見通し。開通時期はまだ決まっていないが、県大島支庁建設課は「工事はほぼ予定通り。一日も早い完成に向けて今後も取り組んでいく」としている。

 

 同トンネルは2014年度に事業着手。全長5・2㌔(標高160㍍)の峠越えを解消するため、トンネルや取り付け道路などを整備する。開通すれば距離で約2・3㌔、自動車の移動時間で約5分短縮される。

 

 県は今春から根瀬部側の取り付け道路の工事にも着手。トンネル貫通後、20年6月までに覆工コンクリート工事を終え、照明や消防設備など内部の設備工事に入る予定。

 

 同区間では10年、11年と相次ぐ豪雨で崖崩れなどが複数箇所で発生。国道58号の代替道路にも位置付けられている路線であることに加え、大和村側が防災面や日常生活の利便性の向上、救急搬送、観光面への効果などから同区間へのトンネル開通を強く要望し事業化が決まった。

 

 完成すると奄美大島の県道では大和村の長瀬トンネル(延長1432㍍)を抜いて島内最長となる。国道を含めても網野子トンネル(延長4243㍍)、新和瀬トンネル(2435㍍)に次ぐ島内3番目の長さのトンネルとなる。