過去最大客船が名瀬寄港 乗客2千人、観光楽しむ

過去最大客船が名瀬寄港 ウェステルダム号

過去最大客船が名瀬寄港 ウェステルダム号

 オランダ船籍の豪華客船「Westerdam(ウェステルダム)」(8万2千トン)が31日、奄美市の名瀬港観光船バースに接岸した。東アジアを巡る15日間の周遊ツアー中で、奄美群島への寄港は初めて。過去最大の大型客船とあって観光関係者のほか、写真愛好家や家族連れらも見物に詰め掛けた。港や市街地では歓迎イベントが開かれ、約2千人の外国人客が島内観光や港周辺の散策を楽しんだ。

 

 同船は今月26日に上海で乗客を乗せて出港。30日までに博多、鹿児島を訪問し、奄美大島の後は沖縄、台湾、フィリピンを巡って最終寄港地の香港へ向かう。

 

 観光船バースであった歓迎セレモニーでは朝山毅奄美市長が島の自然や独自の伝統文化を紹介。「世界自然遺産登録を目指す奄美の豊かな自然と伝統、食文化、人情に触れ、楽しい旅の思い出をつくって」と歓迎した。

 

 マーク・ローデン船長は「さまざまな国籍の乗客を通して世界へ奄美をアピールしてほしい」と応えた。初寄港の記念盾を交換し、紬美人の秋葉深起子さんらが花束を贈った。

 

 乗客のうち約500人がマングローブ見学や遊覧船体験の島内ツアーに参加した。港と市街地を往復するシャトルバスも運行され、多くの乗客が街へ繰り出して散策や買い物、住民との触れ合いを満喫した。

 

 観光船バースの拡張と大型クルーズ船の誘致を県へ求めてきた「奄美の未来を考える会」の里泰慶代表は、「大型船係留に必要な係船柱の整備で初めての8万トン級の寄港が実現した。世界自然遺産を見据えて地元の受け入れ体制も整え、地元の活性化につなげたい」と語った。

 

 

 

 

 

 

 

 

【写真①】ヨコ

名瀬港に入るウェステルダム号=31日午前8時ごろ、奄美市名瀬