郷土料理作りも体験 シニア自然大学校

地元住民に教わりながら、郷土料理作りに挑戦するシニア自然大学校の講座生ら=7日、知名町の農村婦人センター

地元住民に教わりながら、郷土料理作りに挑戦するシニア自然大学校の講座生ら=7日、知名町の農村婦人センター

  NPO法人シニア自然大学校(大阪市)の講座生とスタッフら29人が、5日から3泊4日の日程で沖永良部島へ来島し、観光地巡りや地元住民との交流を通して同島の魅力に触れた。7日は知名町生活研究グループのメンバーとともに、町農村婦人センターで郷土料理作りも体験。昼食時間に合わせた試食会では島の素材をふんだんに使った自作料理に舌鼓を打った。

 

 同NPOはシニアを中心とした講座生の自然や環境に関する学びの場、社会貢献の場として年間を通じた講座を開いており、今回の研修旅行も事業の一環。

 

 沖永良部島への研修は今年6月、東北大学名誉教授で知名町在住の石田秀輝さんを招いた講演会がきっかけ。講座生の関心も高く、定員25人に対して65人の申し込みがあり、抽選で研修参加者を決めたという。

 

 滞在中は島内を巡り、島の自然環境を学んだほか、島民との交流を通じて島唄などの文化にも触れた。

 

 郷土料理体験は、おきのえらぶ島観光協会が提案する体験型プログラム。この日は▽パパイアの炒め物▽タイモの甘辛煮▽アオサ入り卵焼き▽トウガン汁▽キクラゲとフキの佃煮―など、島の素材を生かしたさまざまな料理に挑戦。参加者は生活研究グループのメンバーとも意気投合し、楽しそうに調理していた。

 

 同講座コーディネーターで京都大名誉教授の田中克さん(76)は「自然だったり、人の心だったり、金銭的な価値とは違う意味での豊かさが、この島にはあると感じた。(講座生は)素晴らしい体験ができたと思う」と話した。