重点「道の駅」推進協が発足

利用者が増加しているマングローブカヌー

利用者が増加しているマングローブカヌー

初会合を開いた重点「道の駅」奄美大島住用整備推進協議会=12日、奄美市役所

初会合を開いた重点「道の駅」奄美大島住用整備推進協議会=12日、奄美市役所

 奄美市住用町の道の駅「奄美大島住用」(黒潮の森マングローブパーク)が国土交通省の重点「道の駅」に県内で初めて選定されたことを受け、事業計画を協議する整備推進協議会(会長・東美佐夫副市長)が12日発足した。市役所会議室で開かれた初会合では、パークに併設予定の世界自然遺産センターも視野に、インバウンド(訪日外国人)観光拠点としてサービスの向上を図る方針を確認した。

 国道58号沿いにある「奄美大島住用」は、2000年に登録された奄美群島唯一の道の駅。国立公園特別保護地区のマングローブ原生林に隣接する。

 重点「道の駅」はハード整備で通常より手厚い財政支援を受けられるのがメリットで、18年度は全国15カ所が選ばれた。

 推進協は市、国交省、環境省、観光関連団体、同パーク指定管理者など委員17人で構成した。東会長は「世界自然遺産登録に向けて大きな弾みになる。全国のモデルになるような施設を目指したい」とあいさつした。

 市の提案企画は①島内観光・道路情報の提供やサービス向上②増加する外国人観光客への対応機能拡充―の2本柱。

 具体的な取り組みとして▽免税店の併設、外国語対応スタッフの配置▽民間と連携した体験プログラム発掘、ガイド育成▽リュウキュウアユの人工ふ化や天然アユ観察会―などを予定している。

 施設内のミュージアム改修については、環境省の世界自然遺産センター整備とも連動させながら実施する。委員の同省沖縄奄美自然環境事務所は「道の駅は島南部の拠点だけでなく、自然遺産の利用拠点にもなる。道の駅と連携し人の集まる施設にしたい」と語った。

 このほか委員から「地元住民の意見も聞きながら計画を進めてほしい」と要望があった。

 事務局によると、マングローブパークの17年度実績はカヌー利用者3万1493人(前年度比5427人増)、売店利用者2万4186人(同4458人増)など。