重点項目に5年連続「男性の早世予防」

19年度管内重点テーマなどを決めた健康かごしま21地域推進協=16日、奄美市名瀬

19年度管内重点テーマなどを決めた健康かごしま21地域推進協=16日、奄美市名瀬

 名瀬保健所管内の「健康かごしま21」地域推進協議会(委員長・松岡洋一郎県大島支庁保健福祉環境部長、委員17人)は16日、奄美市名瀬の県大島支庁会議室であった。2019年度管内重点テーマは5年連続で「男性の早世予防」に設定。働き盛り世代の健康意識の向上に向け、がん検診の受診勧奨や健康づくり教室などを展開する。このほか、朝食実態調査を行うことを申し合わせた。

 

 健康かごしま21は13~22年度を計画期間とする県の健康増進計画。協議では脳卒中予防やがん予防など重点テーマ5項目のほか、管内独自に重点テーマ「男性の早世予防」を設定した。65歳未満男性の死亡割合は管内16・26%(17年度)。年々減少傾向にあるが、国や県を依然上回っている。

 

 推進方策は新たに朝食抜きゼロの取り組みを盛り込んだ。地域や事業所、小・中学校などで実態調査を行う。

 

 各委員が18年度の活動を報告した。奄美市は20、30代男性の朝食欠食率の高さを指摘し、「20代や30代は親になる世代。家族全体が影響を受けるのでは。本年度は事業所への啓発に取り組みたい」と語った。

 

 受動喫煙対策強化などを盛り込み、7月に一部施行された改正健康増進法については瀬戸内町が「町役場を敷地内禁煙にして、庁舎屋上を特定屋外喫煙場所に設定した」と説明。喜界町は「肺がん検診時や区長会のチラシ配布などで法改正を周知した」と報告した。

 

 大島郡歯科医師会は糖尿病と歯周病の関連性を指摘し、医科歯科連携の取り組みを紹介した。大島郡医師会は服薬管理のできない糖尿病患者が増えている事例を挙げ、「調べたら認知症にかかっていた。高齢化社会を迎える中で認知症も含めた対応をしないといけないのではないか」と投げ掛けた。