闘牛文化の保全継承へ 天城町で闘牛サミット

闘牛文化の保存継承へ構成自治体や関係機関の連携を確認した全国闘牛サミット=4日、天城町天城

闘牛文化の保存継承へ構成自治体や関係機関の連携を確認した全国闘牛サミット=4日、天城町天城

 【徳之島総局】全国で闘牛文化を持つ徳之島3町など6県9市町で構成する全国闘牛サミット協議会(会長・森田弘光天城町長)の「第22回全国闘牛サミットin天城大会」が4日、天城町防災センターであった。2019年度の事業計画などを承認。構成市町村と団体が連携して闘牛文化を発信し、保存・継承に取り組むことを確認した。

 

 徳之島でのサミットは2年ぶり6回目で、天城町では11年ぶり2回目。自治体職員や闘牛関係者など約80人が出席した。森田会長は「闘牛という伝統文化を切り口に関係自治体の絆を深め、闘牛文化を日本全国、世界に発信するため互いに協力を」などとあいさつした。

 

 総会では本年度の事業計画などを承認し、次回開催地を新潟県小千谷市に決定。役員改選があり、同市の大塚昇一市長を副会長に選出した。

 

 闘牛大会への行政支援や闘牛のふんの処理について、各自治体の取り組みを紹介。同日に天城町の松原闘牛場で開かれた闘牛大会で、女性が勢子を担当した点について意見があり、徳之島闘牛連合会は「勢子の担当について男性のみという記述はない。安全面に配慮しながら、女性勢子を育てていきたい」と説明した。

 

 沖縄こどもの国前園長の高田勝さんが、「徳之島・沖縄の闘牛と動物愛護」を演題に講演。闘牛を文化として維持するため、「健全な行為としてのルールや規定の見直し、闘牛場の管理体制など検討が必要。動物愛護法の改正論議で、動物同士を闘わせることを禁止さないよう、文化財に指定することも大事」と持論を展開した。

 

 最後に「全国の闘牛開催の市町、関係団体とネットワークを構築し、地域間の交流促進と伝統文化を深める」「闘牛文化の次世代への継承活動推進」「闘牛の魅力発信、伝統資源を活用した地域活性化の推進」の3項目のサミット宣言を採択した。