陸自瀬戸内分屯地に火薬庫新設

陸上自衛隊瀬戸内分屯地にある火薬庫地区の入口=3月、瀬戸内町節子

陸上自衛隊瀬戸内分屯地にある火薬庫地区の入口=3月、瀬戸内町節子

 防衛省は30日、2020年度予算の概算要求で、今年3月に新編された陸上自衛隊瀬戸内分屯地(瀬戸内町節子)に、火薬庫を新設する予算など約19億円を計上した。現在分屯地にある火薬庫地区に、5本の地下トンネルを含む火薬庫を整備する。完成の見通しは「未定」としている。

 

 瀬戸内分屯地の総敷地面積は約48ヘクタール(ヤフオクドーム6.9個分)。同分屯地は二つの地区に分かれており、警護所や隊庁舎を含む「管理地区」(約17ヘクタール)、弾薬などを保管する「火薬庫地区」(約31ヘクタール)からなる。火薬庫には大型ミサイルの弾薬や小銃などを保管する。

 

 防衛省の計画では、火薬庫は山の側面に横穴を掘る形で、5本のかまぼこ状のトンネルを掘削。内部に鉄筋コンクリート壁で直方体の火薬庫を建設する。

 

 九州防衛局熊本防衛支局が公表している入札・契約状況調書によると、1本目の掘削工事費用は約15億円で、工期は18年9月~21年2月。防衛省によると、現在2本目のトンネルも掘削中。

 

 20年度予算の概算要求では、このうちの1本のトンネル内部に鉄筋コンクリート壁の貯蔵庫を建設する費用と、構内道路を整備する費用合計約19億円を盛り込んだ。

 

 トンネルの長さについて、防衛省は「防衛能力にかかわるので回答を差し控える」としている。