障がい者入所施設、利用者高齢化で意見交換

 障がい者入所施設の高齢化について、課題を共有したグループワーク=16日、奄美市役所

障がい者入所施設の高齢化について、課題を共有したグループワーク=16日、奄美市役所

 奄美地区地域自立支援協議会(石神康郎会長)の2019年度第3回定例会は16日、奄美市役所であった。障がい者入所施設利用者の高齢化について意見交換し、介護保険施設への移行の難しさや職員の負担増などの課題を共有。参加者からは「制度を根本的に変える必要がある」「介護、障がい、医療の分野を超えたネットワークづくりを」などの意見が上がった。

 

 奄美大島、加計呂麻島の障がい福祉事業所、教育、医療機関、行政担当課などから約60人が出席。5部会の活動報告の後、グループワークを行った。

 

 同地区内6障がい者入所施設の年齢調査(19年12月末現在)によると、入所者計240人に対し、65歳以上は63人、高齢化率は26%に上った。

 

 課題として▽保険料を納付していない関係で高齢者施設への入所申請がスムーズにいかない▽障がい支援区分と介護認定区分の整合性が取れない▽医療的ケアの必要性▽高齢者介護に対応した設備になっていない▽障がいとは違う認知症などの対応│などが挙げられた。

 

 課題に対し、参加者からは「施設内に医療的ユニットがあれば安心できる」「施設コーディネーターのようなシステムがほしい」「障がい、介護などの分野を超えて話し合う必要がある」などの提案もあった。