集落の魅力、住民自ら発信 伊仙町阿権

約60人が参加した「ガジュマルめぐり」の散策=24日、伊仙町阿権

約60人が参加した「ガジュマルめぐり」の散策=24日、伊仙町阿権

 伊仙町阿権集落の住民らで製作した集落ガイドマップ「AGON TRIP GUIDE TOKUNOSHIMA」が完成し、24日、現地でガイドマップお披露目会と記念イベントがあった。町内外から家族連れなど約60人が参加。「ガジュマルめぐり」(3・7㌔)の散策などを楽しんだ。

 

 マップはA3サイズ。樹齢300年のガジュマルや阿権、鹿浦の両渓谷、石垣の小径(こみち)といった自然風景、旧伊仙村の戸長を務めた平一族の屋敷跡など16カ所の見どころや、集落内0・5~5・8㌔の散策5コースを写真やイラストを添えて紹介している。

 

 製作を企画したのは阿権に住むイラストレーターの竹添星児さん(37)。県本土から移住して2年経過した昨年4月から、集落の魅力を発信しようと住民ら25人とワークショップを重ね、掲載箇所とその発掘などを進めてきた。イラストやレイアウト、文章は竹添さんが担当した。

 

 ガジュマルめぐりは9カ所。参加者はマップを手に竹添さんに案内され、形や大きさの異なる木に登ったり眺めたりしながら集落散策を楽しんだ。徳之島町徳和瀬の山口久代さん(56)は「阿権にこんなにガジュマルがあると知らず、楽しかった。次は別のコースも歩きたい」と話した。

 

 マップは竹添さんの自費で500部発行。集落内の各施設や島内の観光施設に備える予定。竹添さんは「集落を訪れる人が増え、集落を巡る楽しさを味わってほしい」と期待を寄せている。

集落ガイドマップ企画者の竹添さん

集落ガイドマップ企画者の竹添さん