離島のスポーツ振興で連携 奄美の2NPO

パートナーシップを締結した(左から)ASA奄美スポーツアカデミー

パートナーシップを締結した(左から)ASA奄美スポーツアカデミー

 【沖永良部総局】NPO法人ASA奄美スポーツアカデミー(園田明理事長、奄美市)と同沖永良部スポーツクラブELOVE(前田純也理事長、知名町)は25日、離島スポーツ振興支援事業パートナーシップを締結した。各種競技のトレーニング指導など、両団体が実施する事業で積極的に連携するほか、離島の子どもたちが島外に遠征する際などの体調管理やけがの予防面でも相互のサポート体制を整える。

 

 両団体がスポーツに関連する講習などを行う際に専属トレーナーや講師を仲介・派遣したり、情報共有したりする。

 

 離島のチームが島外での大会に遠征する際、旅費負担の面でトレーナーが帯同しづらいなどの課題解消にも取り組む。具体的には、県大会など本土での大会の際に、ASAと提携する「一般社団法人鹿児島県スポーツ振興センター」と連携し、船旅や連泊での疲れによる選手たちのパフォーマンス低下を防ぐためのサポートを行う。

 

 また奄美大島、沖永良部島での大会の際も、地元の整骨院や病院関係者と連携し、島外から来た選手たちをサポートするという。

 

 25日に知名町のエラブココで締結式があり、園田、前田両理事長が握手を交わした。その後、両団体共催で、アスレチックトレーナーの日高雄一郎さんによるテーピング講習会を開催。地元のスポーツ少年団や部活動の指導者、保護者がテーピングの適切な使い方と、けが予防の取り組みを学んだ。

 

 園田理事長(52)は「スポーツ環境の面で離島のハンディをなくそうという活動の趣旨は互いに共通しており、協力できる部分も多い。今回の締結を機に奄美の他の島とも連携の輪を広げていけたら」と語った。

 

 前田理事長(43)は「ASAのような実績のある団体とパートナーシップを結んだのは大変心強い。離島の子どもたちのスポーツ環境整備のため、いいところを吸収していければ」と話した。