電動キックボードで島内観光地 モニターツアーに12人参加 与論島

ボードで星空スポットを巡るツアー参加者=14日、与論町

電動キックボードで星空スポットを巡るツアー参加者=14日、与論町

 【沖永良部総局】与論町で14日、次世代の乗り物として注目を集める電動キックボードを使ったモニターツアーが行われた。与論島内外の男女延べ12人が参加し、電動キックボードの乗り心地を体験しながら町内の史跡や星空スポットなどを巡った。

 

 与論島では現在、電動キックボードや星空観察、自然文化体験などを観光に取り入れ、コロナ禍で低迷する観光の起爆剤にしようと、官民一体となって人材育成や環境整備に取り組んでいる。今回のモニターツアーはその一環で、ヨロン島観光協会が企画。「エコツアー」と「星空スポット巡り」の二つのプログラムを実施した。

 

 午後8時に始まった星空スポット巡りには7人が参加。立長のリゾート施設を発着点に、サンゴの白い砂の道が続く「ホワイトロード」を通り、茶花地区のリゾート地などを約1時間かけて巡った。天体観測の楽しみ方をガイドする「星のソムリエ」の資格を持つ橋本康宏さん(35)が、北斗七星やオリオン座などについて解説すると、参加者は興味深そうに夜空を見上げていた。

 

 両方のプログラムに参加した宮崎県出身のⅠターン者、馬立真希さん(26)は「それぞれ冒険感があって違う楽しさがあった。星空観察は雲が少なくて星がきれいに見えてすごく楽しかった」と笑顔で話した。

 

 町商工観光課の担当者は「自然文化を楽しむエコツアーや、星空ツーリズムのガイドを育成してきた中での試み。細い路地も通ることができる電動キックボードと各ツアーを組み合わせることで、今まで埋もれていた観光資源も活用できると実感した」と今回のモニターツアーに手応えを感じていた。

 

 昼間にあったエコツアーには、5人が参加。与論城跡や朝戸集落などを巡った。