青少年支援活動を法務相に報告  郷土愛が諸問題解決へ一助  ゆずり葉の郷

上川法務大臣に青少年支援活動を報告する(右から)朝山奄美市長、ゆずり葉の郷の三浦所長ら=29日、法務省大臣室

上川法務大臣に青少年支援活動を報告する(右から)朝山奄美市長、ゆずり葉の郷の三浦所長ら=29日、法務省大臣室

 奄美市の朝山毅市長とNPО法人奄美青少年支援センター「ゆずり葉の郷」の代表は29日、保岡興治元法務大臣、金子万寿夫衆院議員(鹿児島2区)と共に上川陽子法務大臣を表敬訪問し、奄美市の青少年支援活動を報告した。

 

 ゆずり葉の郷は、児童生徒や保護者、障がい者の「自立・共生」を目指し、不登校や引きこもりなどさまざまな問題を抱えた子どもたちの相談支援をはじめ、武道を通した青少年育成、児童自立生活援助、自然体験学習など幅広い活動を行っている。

 

 活動について、同法人の喜入博一理事長と三浦一広所長が説明。「良い出会いと環境が子供を育てる。加えて人情に厚い奄美の人々の力で非行から立ち直り『人生大逆転』のケースも珍しくはない」と現場の声を届けた。

 

 保岡元大臣は「奄美では行政やNPО法人の積極的な取り組みに加え、郷土愛が引きこもり、暴力、非行、薬物、自殺など深刻、複雑化する青少年問題や家庭問題を解決する一助となっている。奄美モデルは、諸問題解決の糸口といえよう」と言及。法務省と連携した取り組みについて理解を求めた。

 

 一行はこの日、法務省が開いた第1回市町村再犯防止等推進会議後、法務大臣室を訪ねた。会議は全国59の自治体から首長や関係者が出席。矯正施設出所後の施策について情報を共有した。

 

 推進会議で上川大臣は「罪を犯した人たちの立ち直りには、犯罪をした後のあらゆる段階で国が切れ目のない指導や支援を行い、地域社会に戻ったときに必要な支援を継続して受けられるようにすることが重要」とし、再犯防止施策の推進で市町村間ネットワークの充実を訴えた。