非行防止、更生支援を強化 北大島保護区保護司会

一日保護観察所長の委嘱状を受け取る中村さん(左)=3日、奄美市住用町

一日保護観察所長の委嘱状を受け取る中村さん(左)=3日、奄美市住用町

 北大島保護区保護司会(肥後初範会長)の第68回社会を明るくする運動の結成式が3日、奄美市住用町の奄美体験交流館であった。保護司や関係機関職員、町内の小中学生ら約200人が参加。市中学校2年の中村海翔さんを一日保護観察所長に任命し、非行防止や更生支援活動の強化を申し合わせた。

 

 開会あいさつで肥後会長は「犯罪や不幸のない社会の実現に向けて地域全体で連携し、罪を犯した人も見捨てず、立ち直りの機会を与える活動を推進する」と話した。

 

 一日所長に任命された中村さんは「罪を犯してしまうのにも理由はあり、差別してはいけない。本人が深く反省し、間違いを繰り返さないよう支えることが大事。みんなで取り組めば、安心して暮らせる社会は実現できる」と述べた。

 

 昨年の同運動作文コンテストの優秀作文が代読で紹介されたほか、鹿児島保護観察所奄美駐在官事務所の二宮尊所長が「更生保護」について講話。「罪を犯す人は仕事や住む家がないなど、孤独で不安を感じている人が多い。必要なのは、助けてくれる人がいるという安心感。島ならではの結いの精神をもって、更生を支えてほしい」と呼び掛けた。