飛び出し踏まえ運転を 街頭で輪禍防止啓発 徳之島

アマミノクロウサギの交通事故防止を呼び掛けた街頭キャンペーン=23日、伊仙町伊仙

アマミノクロウサギの交通事故防止を呼び掛けた街頭キャンペーン=23日、伊仙町伊仙

 【徳之島総局】国の特別天然記念物アマミノクロウサギの交通事故防止キャンペーンが23日、伊仙町役場前であった。環境省徳之島管理官事務所と地元の自然保護関係者が街頭に立ち、運転手へチラシなどを配布して安全運転を呼び掛けた。

 

 キャンペーンは毎年、繁殖期を迎えて活動が活発になる秋に同省が奄美大島と徳之島で実施。公共、観光施設へのポスター掲示や街頭キャンペーンなどを展開している。

 

 23日は秋の全国交通安全運動の街頭キャンペーンと同時開催で、徳之島署の署員や伊仙町職員など約30人が参加。クロウサギのマスコットキャラクター「あまくろ」も応援に駆け付けた。チラシを配布して夜間の林道や山間周辺の農道での運転に注意を呼び掛けた。

 

 徳之島管理官事務所によると、同島でのクロウサギの事故は2015年以降、増加傾向にあり、18年は過去最高の19件に上った。19年は16件、20年(22日現在)も10件と3年連続で2桁台を記録しており、今後は同署と連携して運転免許更新時にも啓発を行うなど対策を強化するという。

 

 同事務所の福井俊介国立公園管理官は「クロウサギや野生動物が突然飛び出して来ることを踏まえて運転していただくことは、人や野生動物の命を救うことにつながる。これからも注意して運転してほしい」と話した。

 

 10月24日には奄美市住用町の黒潮の森マングローブパークで街頭キャンペーンを予定している。