”食”で地域活性化を模索 ガストロノミー研修会

 食を起点とした地域づくりなどについて語り合った奄美市ガストロノミー研修会=24日、奄美市名瀬

食を起点とした地域づくりなどについて語り合った奄美市ガストロノミー研修会=24日、奄美市名瀬

 食と文化を関係付けて考えるガストロノミーをテーマとした奄美市初の研修会が24日、同市名瀬のAiAiひろばであった。霧島ガストロノミー推進協議会副会長・吉本博明氏の講演やパネルディスカッションがあり、吉本氏は「20年後の未来を見詰め、地域の魅力の確立と稼ぐ仕組みづくりを住民自ら進めて」などと呼び掛けた。

 

 吉本さんによると、ガストロノミーとは食と知識、体験、美術・工芸などを総合するもので、単なる美食ではなく健康的な生活と食を通じた喜びを分かち合うための考え方。

 

 霧島ガストロノミー推進協議会は地元の食文化から地域経済の活性化や交流人口の拡大を図ろうと2017年に発足。関連企業の一般社団法人霧島商社と両軸で活動し、企画・開発、販売、マーケティングなどを産学官で連携して行っている。

 

 ディスカッションでは、吉本氏と霧島商社理事長の大山隆弘氏、霧島市役所霧島PR課の今吉直樹氏、NPO法人奄美食育食文化プロジェクト理事長の久留ひろみ氏が「食を起点とする持続可能な地域づくり」の題で意見交換。

 

 20年後に地方の人口が現在の3分の1になるといわれる中、「助成金頼りではなく、民間主体で稼ぐ仕組みが必要」「幼児や児童生徒も巻き込んでスピード感を持って行動に移して」などの提言があった。

 

 研修会は奄美名瀬ライオンズクラブと奄美市「ガストロノミー」推進議員有志の会の共催。会員や一般約50人が参加した。