飲食店の時短要請、7日まで新規感染の減少などで 警戒基準は「ステージ3」維持 県・新型コロナ

記者会見で、飲食店への営業時間短縮要請と感染拡大警報の終了、ステージ3維持の判断について説明する塩田康一知事=5日、鹿児島市の県庁

記者会見で、飲食店への営業時間短縮要請と感染拡大警報の終了、ステージ3維持の判断について説明する塩田康一知事=5日、鹿児島市の県庁

 【鹿児島総局】県は5日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、奄美市など県内5市の飲食店に対する1月25日からの営業時間短縮要請と、県全域に発令している「感染拡大警報」を、今月7日に終了することを決めた。新規感染者数の減少などが主な理由。一方、入院患者に占める高齢者の病床占有率が高率で推移していることなどから、感染警戒基準は「ステージ3」を維持する。

 

 鹿児島市の県庁であった対策本部会議では「感染拡大警報」を発令し、警戒基準を「ステージ3」に引き上げた1月22日以降の感染状況などを確認。今月3日現在、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は4・62人(ステージ3の目安=15人以上)、重症者の病床占有率は5・3%(同=20%以上)で、ともにステージ3の目安を大きく下回った。

 

 その一方で、病床占有率は24・7%で、目安となる20%以上に該当。60歳以上の入院患者についても、人数は減少傾向にあるものの、病床占有率は78・2%と依然、高率で推移している。

 

 会議終了後の記者会見で塩田康一知事は、感染拡大警報について「新規感染者は減少傾向にあり、一定の効果があったのではないか」と評価。警戒基準のステージ3維持については、高齢者の病床占有率の高さなどから「医療現場の負担感が解消されていない状況」とし、「医師会など医療関係者からは、ステージ引き下げについて病床に占める高齢者の状況を見極める必要性などが指摘された」と述べた。

 

 その上で、感染拡大警報終了後も▽感染拡大地域との不要不急の往来自粛▽県外発旅行商品の販売停止や利用自粛▽高齢者施設などの感染防止策のさらなる徹底│の各施策を継続すると説明。受験や就職、転居などに伴う春の移動期の感染防止策として▽体調管理の徹底▽必要最小限の外出▽3密防止▽発熱などの症状発生時の移動自粛と受診│を県民に呼び掛けた。