高千穂神社で日本復帰記念奉祝祭 奄美市

復帰運動時を再現したかがり火の前で当時の様子などを語り合う参加者=25日、奄美市名瀬

復帰運動時を再現したかがり火の前で当時の様子などを語り合う参加者=25日、奄美市名瀬

 奄美市名瀬の高千穂神社(黒木正和宮司)で25日、日本復帰記念奉祝祭があった。同神社は奄美群島の日本復帰運動で中心的役割を担った泉芳朗らが断食祈願を行った場所。境内では当時を再現したかがり火がたかれ、参加者は炎を囲んで復帰運動にまい進した先人たちに思いをはせた。

 

 同神社は2015年から、日本復帰記念日に当たる12月25日を奉祝祭と定め、氏子や奄美郷土研究会などの有志でつくる実行委員会がかがり火集会を再現している。拝殿には氏子総代や市民ら約10人が参列し、黒木宮司が祝詞を上げて日本復帰を祝った。

 

 集会では忌み火を囲んだ参加者が「日本復帰の歌」と「朝はあけたり」を熱唱。燃え上がる炎を見つめながら当時の様子などを語り合った。

 

 実行委員長の美佐恒七さん(72)は「日本民族であるという強い思いで奄美が一致団結し、日本復帰を勝ち取ったということを後世に伝えていくことが私たちの使命。新型コロナの影響もあって今年は広く参加を呼び掛けることはなかったが、関心のない人でも関わりやすい行事として継続していきたい」と話した。