高齢者、障がい者の「足」に 瀬戸内町出身の要崎さん

経験を生かそうと介護タクシーを立ち上げた要崎さんと、業務に使用する車いす専用車(提供写真)

経験を生かそうと介護タクシーを立ち上げた要崎さんと、業務に使用する車いす専用車(提供写真)

 「人生100年時代、60、70代はまだまだ若いぞ」とばかりに第二の人生を楽しむ奄美大島出身のシルバー世代が鹿児島市にいる。瀬戸内町篠川出身の要崎英文さん(68)だ。会社を定年退職後、自動車の二種免許とヘルパー二級の資格を取得。個人営業の介護(福祉)タクシーを立ち上げ、高齢者や障がい者など交通弱者のサポートに奔走している。

 

 退職後、母親の介護をきっかけに3年間デイサービス施設に勤務。介護と施設での経験を生かそうと2018年に介護タクシーを立ち上げた。

 

奄美の出身者話題(介護タクシー乗降) 写真 丸山 屋号は「いちごいち笑(え)~でいご」。軽ワゴン車に車いす乗降装置を備え、高齢者や障がい者を自宅から病院、福祉施設などへ送り届ける。時にはスーパーの買い物などにも付き添う。

 

 一般のタクシーと異なり「ベッドからベッドへ」の仕事は重労働だが、持ち前の明るさと実直さでこなし、利用者の信頼も厚い。

 

 新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、車両や車いすの消毒徹底や小まめ換気など、安全な環境づくりへの配慮を欠かさない要崎さん。「仕事を続けていることが生きがいであり、健康の秘訣(ひけつ)でもある。元気なうちは続けたい」と笑顔で話した。