高齢者の集団接種、奄美市と龍郷町 コロナワクチン

新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける参加者=3日、奄美市名瀬

新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける参加者=3日、奄美市名瀬

 奄美市と龍郷町合同の新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け集団接種が3日、同市名瀬の奄美ワクチンセンター(奄美文化センター)で始まった。直前に市内でクラスター(感染者集団)が発生し、感染対策を再徹底した中での実施となったが、初日は予約キャンセルもなく、245人が接種を受けた。健康被害を訴えた人や大きなトラブルはなかった。第1弾は6月13日まで。

 

 接待を伴う飲食店でのクラスター発生に伴い、ワクチンセンター内も接触機会をより減らすレイアウトに変更したほか、待機スペースを拡充した。

 

 初日は医師2人と看護師16人、行政職員7人の計25人態勢で対応に当たった。来場者は各ブースを順に回って医師の問診やワクチン接種を受けた。

 

 この日の接種予定者は241人。1本5回分のワクチンを無駄なく使用するため、事前にリストアップしていた会場内の医療従事者などに転用して接種したという。

 

 龍郷町の女性(71)は「インフルエンザワクチンよりも痛みは無く、あっという間。普段は畑と家の往復だけに自粛していたので、これで少しはホッとした。まだ先の話ではあるけれど2年会えずにいる本土の孫の顔を見たいですね」と話した。

 

 奄美市ワクチン接種推進室(健康増進課)の徳永明子室長は「ほとんどの高齢者が必要書類をそろえて来場し、予診票を事前に書いている人や、(上腕注射のために)肩を出しやすい服装で来ている人も多かった。思った以上にスムーズに進んだ」と語った。

 

 第1弾はワクチンセンターのほか、75歳以上高齢者らを対象に奄美市住用、笠利両地区や龍郷町での巡回接種を計画した。ワクチンセンターの龍郷町枠と、巡回会場枠は引き続き予約を受け付けている。

 

 第2弾(6月14日~7月25日)の予約開始は5月25日を予定。1日当たりの接種可能人数を増やす方向で調整している。