高齢者用ワクチンが到着 大和村、優先接種あす開始

新型コロナウイルスワクチンを箱から取り出す大和診療所の職員=10日午前10時58分、大和村

新型コロナウイルスワクチンを箱から取り出す大和診療所の職員=10日午前10時58分、大和村

  65歳以上の高齢者が対象の新型コロナウイルスワクチン優先接種が12日から全国で始まる。鹿児島市とともに県内で先行して同日から接種を開始する大和村に10日、ファイザー社製のワクチン1箱(975回分)が到着した。同村保健福祉課によると、村内の高齢者優先接種対象者は640人。事前の意向調査では約75%が接種を希望している。

 

 ワクチンは10日午前10時40分すぎ、同村大棚の大和診療所(小川信所長)に運送会社のトラックで届けられた。診療所職員が保管温度を確認した後、慎重にワクチンを取り出し、ディープフリーザー(超低温冷凍庫)に収納した。ワクチンは診療所で保管し、接種当日に保冷バッグに移して会場に運ぶ。

 

 同課などによると、接種初日の12日は特別養護老人ホーム・大和の園で入所者を対象に行い、医師2人と看護師4人が対応する予定。施設入所者以外を対象とする高齢者集団接種は16日から3日間、村体育館で行う。

 

 ワクチン接種を担当する医師の小川所長は「新型コロナは高齢者が重症化しやすいという性質がある。ワクチンを早く高齢者に届けたいという思いがあったので、無事に到着してほっとしている。ワクチンについては副反応を心配する声も聞かれるが、十分に整った医療体制の下、安心して接種できることを啓発していきたい。一人でも多くの方に接種していただきたい」と述べた。