鹿児島、休業要請を全解除 県民の離島訪問も可能に

 政府の緊急事態宣言解除を受けて会見する三反園知事=14日、鹿児島市の県庁

政府の緊急事態宣言解除を受けて会見する三反園知事=14日、鹿児島市の県庁

 新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言が鹿児島を含む39県で解除されたのを受け、三反園訓知事は14日夜、鹿児島市の県庁で記者会見した。接待を伴う飲食店など4業種に出していた休業要請を、感染防止対策の徹底を条件に15日に解除すると発表した。旅館、ホテルへの県外客に対する宿泊予約キャンセルや延期要請は月末まで継続し、学校についても24日まで警戒期間を続ける。

 

 県は4月24日、99業種に休業・時短を要請(期間25日~5月6日)。5月5日、4業種以外の休業・時短要請を解除した。これで全ての休業要請が解除された。4業種の休業要請解除について県は、感染防止に関するガイドラインを15日中にも示す。

 

 県民に対しては、従来通り「不要不急の帰省や旅行など、都道府県を越えての移動は避けてほしい」と呼び掛けるとともに、外出時の「3密」やクラスター(集団感染)のリスクが高い場所の徹底回避、手洗いや人と人との距離確保といった新しい生活様式を求めた。県外住民には、不要不急の帰省や旅行などでの来県自粛を要請し、離島でのサーモグラフィーなどを活用した水際対策は継続する。

 

 離島への訪問について三反園知事は、朝山毅奄美市長らと意見交換したことを報告し「県民であれば大丈夫ではないか、ということだった」と述べた。

 

 今回の措置について、三反園知事は「鹿児島県は24日間、新たな感染者が出ていないが、ここで気を緩めて感染拡大があってはならないと思っている。ぜひ、新しい生活様式を徹底してほしい」と訴えた。

 

 県は休業を継続してきた県の公共施設5カ所のうち、奄美パーク(奄美市笠利町)と奄美少年自然の家(同市名瀬)を含む4施設についても15日に再開すると説明。記者会見後に新型コロナウイルス対策本部を開き、経済活動再開への取り組みなどについて確認した。