龍郷町、菊次郎通じ町をPR 西郷公園、一部再検討も プロモ実行委

台湾表敬などの事業計画を承認した実行委=6日、龍郷町

台湾表敬などの事業計画を承認した実行委=6日、龍郷町

 龍郷町「西郷(せご)どん」プロモーション実行委員会(委員長・竹田泰典町長、委員17人)は6日、町役場会議室で第3回会合を開いた。町訪問団が近く台湾・宜蘭市を表敬するほか、NHK大河ドラマ「西郷どん」で西郷隆盛と愛加那の長男、菊次郎役を演じる俳優を招いたトークショーを企画。菊次郎にスポットを当てた各種事業を展開し、地域振興に結び付けたい考えだ。龍郷集落小浜地区に整備予定の西郷公園(仮称)に関し、一部エリアの整備計画を再検討する方針が示された。

 

 2017年度の活動報告と18年度事業計画、予算を承認した。

 

 菊次郎は台北県支庁長や宜蘭庁長を務めた人物。竹田町長ら訪問団11人が21日から3泊4日の日程で訪台し、宜蘭市長やゆかりの地を訪問する。商工関係者が同行し、黒糖焼酎や本場奄美大島紬など特産品の輸出拡大も狙う。明治維新150年記念事業の一環。

 

 このほか▽菊次郎記念シンポジウム(8月19日、りゅうゆう館)▽菊次郎役のトークショー(今冬)▽番組展▽西郷南洲翁上陸記念祭―を計画。4月に配布開始したパンフレット(5千部)は在庫僅少のため1万部増刷する。竹田委員長は「菊次郎にスポットを当てることで町をPRしていきたい」と話した。

 

 小浜地区では本年度から、県の「魅力ある観光地づくり事業」で県道植栽敷に公園(敷地面積3500平方㍍)が整備される。

 

 隣接する西郷第2潜居跡地(菊次郎生誕地)は当初、町が西郷記念館(仮称)の整備方針を示していた。しかし、りゅうがく館や南洲流謫跡など既存施設との整合性、維持管理面など再検討が必要なことから、プロモ実行委ら民間の意見を反映させた上で計画を練り直すことが報告された。

 

 会合ではサンゴの石垣の保存要望が出たほか、「愛加那や菊次郎、菊草は龍郷町でしか語れない。3人を紹介する内容に」「台湾の観光客も楽しめるよう工夫を」と注文が付いた。「愛加那の生誕地も貴重な観光資源」として、ゆかりの地の再整理を求める意見もあった。