龍郷町でワークショップ

龍郷町の見どころを話し合いコースを考える参加者ら=3日、龍郷町役場

龍郷町の見どころを話し合いコースを考える参加者ら=3日、龍郷町役場

 奄美の自然や文化に触れながら歩く道「世界自然遺産 奄美トレイル」のコース選定に向けたワークショップが3日、龍郷町役場であった。住民ら約30人が参加。専門家のアドバイスを受けながら、地域の見どころやコース案を話し合った。

 

 世界自然遺産登録の効果を奄美群島全体へ波及させようと、県が2016年度から各島で検討を進めている。コースは奄美市3地域、瀬戸内町2地域とその他10町村の合計15地区で、龍郷町は昨年10月に初回のワークショップを行った。

 

 この日は第2回目。参加者は地域ごとに5班に分かれ、前回作成した町内の見どころマップを基に目玉となる場所やコース名などについて意見交換した。

 

 同町に潜居した西郷隆盛ゆかりの場所や絶滅危惧種リュウキュウアユの生息する川、夕日スポット、伝統行事の舞台などさまざまな案が出され、最後は班ごとに選定したコース案を発表した。

 

 瀬留集落の惠島廣光区長(69)は「同じ町内でも知らない場所がたくさんあって勉強になったし、実際に見てみたいと思った。地域に残る伝説や歴史を記録に残す意味でも重要だと感じる」と話した。

 

 ワークショップに先立ち㈱シェルパの阿南大吉代表取締役が講演し、「奄美大島には旅行客にとって魅力的な素材がたくさんある。地元の人が地域の歴史について教えてくれたり、お気に入りの場所を紹介してくれるとリピーター獲得につながる」などとアドバイスした。

 

 龍郷町のトレイルコースは県が今後町と協議しながら最終決定し、20年度内の開通を目指す。3日は奄美市笠利町でも同様のワークショップがあったほか、4日は瀬戸内町の加計呂麻島・請島・与路島地区のワークショップがある。