龍郷町で地域拠点づくりフォーラム

地域拠点づくりについて考えたフォーラム=1月30日、龍郷町幾里の秋名コミュニティーセンター

地域拠点づくりについて考えたフォーラム=1月30日、龍郷町幾里の秋名コミュニティーセンター

 地域の拠点づくりについて学ぶフォーラムが1月30日、龍郷町の秋名・幾里地域であった。県内の民泊施設運営者やNPO法人代表者など4人が登壇。地域の魅力を伝え、住民の絆を育む拠点となる宿や飲食店づくりの在り方について「地域が大好きという気持ちで、自分に何ができるかを一緒に考えることが大切」などと語った。

 

 かごしまグリーン・ツーリズム協議会が主催。コーディネーターをNPO法人頴娃おこそ会の加藤潤さんが務め、奄美大島で地域づくりに取り組む住民や各市町村の地域おこし協力隊、自治体職員など30人が参加した。

 

 前半は、パネリストの一人で一般社団法人E‘more(イモーレ)秋名の村上裕希さんの案内で秋名・幾里地区を散策して地域の歴史、文化を体感。後半は秋名コミュニティセンターでパネリスト4人が事例報告し、参加者と意見を交換した。

 

 龍郷町の地域おこし協力隊として2016年に秋名集落に移住した村上さんは、移住を決めるまでの経緯や住民と協力して展開する民泊施設について紹介。「地域の一員として何ができるのかを考えている」と話した。

 

 出身地の大和村国直集落で体験交流型観光を展開するNPO法人TAMASUの中村修さんは「住民の特技や仕事を生かした体験プログラムづくりを通して、地元の魅力を再発見したり、食文化の継承につながったりしている」と述べた。

 

 宇検村の元地域おこし協力隊で昨年、村内に「とよひかり珈琲店」をオープンした浅尾朱美さんは、地域住民と一体となって店舗を整備したエピソードを披露。頴娃町で空き家を改修した民泊施設を運営する福澤知香さんは「どういった人を呼びたいのか考えた情報発信も必要ではないか」などと提言した。

 

 意見交換では「奄美の人はフレンドリーで県外の人でもすぐに受け入れてくれる」などの声があった一方、「Iターン者が家を借りるのが困難」などの意見もあった。

 フォーラムは2月26日、阿久根市鶴見町のイワシビルで第2回がある。