龍郷町で島サバクリエイティヴ

スライドショーを使いながら奄美への思いを語る発表者=19日、龍郷町

スライドショーを使いながら奄美への思いを語る発表者=19日、龍郷町

 奄美群島で島おこしに取り組む人々が体験談を語る「GCD(ガシド)トークショー・島サバクリエイティヴ」(奄美群島広域事務組合主催)が19日、龍郷町の生涯学習センターりゅうがく館であった。7人が登壇し、活動秘話や奄美への思いを熱く語った。来場した約150人は「ガシド!(そうだね)」と共感とエールを送った。

 

 同イベントは群島成長戦略ビジョンに基づく人材育成事業の成果発表の場で、本年度で6回目。

 

 喜界島観光物産協会事務局に勤めるシンガー・ソングライターの土岐宏大さん(37)は、喜界島のサンゴ礁と命の大切さを伝えるオリジナル曲をギターで弾き語り、聴衆を魅了。「島にある『なんかいいな』という感覚をみんなで共有したい。それができれば喜びの島になる」と訴えた。

 

 歌手の里アンナさんも発表者として登壇。三味線で島唄を披露した後、東京での下積み時代の苦労話や、海外公演を通して考えるようになったふるさと奄美への思いを語った。NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」のテーマソングもアカペラで披露し、「奄美で生活して感じることを世界に発信していきたい」と話した。

 

 他にも、龍郷町で空き家プロジェクトを手掛けるNPO法人ねりやかなやレジデンス代表理事の佐藤理江さん▽同町の元地域おこし協力隊で一般社団法人Emore秋名の代表理事・村上裕希さん▽同町の奄美大島エコツアーガイド連絡協議会会長の喜島浩介さん▽伊仙町のイラストレーター・竹添星児さん▽与論町の奄美群島地域通訳案内士・佐藤伸幸さんの計7人が発表した。

 

 奄美市内で起業予定の同市笠利町、叶拓朗さん(38)は「人とのつながりが大事だと分かった。人との縁をつなぎ夢を実現したい。エネルギーをもらった」と笑顔で話した。

 

 会場では「奄美群島チャレンジ事業見本市」も開かれ、沖永良部島産のコーヒー店や奄美の食材を生かしたジェラート販売など6個人団体のブースが設けられ、にぎわった。