1カ月で1150万円 コロナに多くの支援 与論町

   島内での新型コロナウイルスの感染拡大を受け、与論町が先月30日に創設した「町新型コロナウイルス感染症対策寄付金」に今月26日現在、146件、約1157万円の寄付が寄せられている。寄付者は、出身者や2世、3世、観光や仕事で与論を訪れたことがあるなど島に縁のある島外の人が9割。町は「コロナ禍でも多くの人の温かい支援は、島民にとって大きな励みになった」と感謝している。

 

 町総務企画課によると、与論で初となる感染者の確認が報道された先月22日以降、島外から「与論のために何かしたい」と義援金受付窓口設置の要望が町に複数寄せられていた。

 

 寄付者は個人や企業、各種団体などさまざま。中には「報道で知った」と、与論島を訪れたことがない人たちからの寄付の申し込みもあったという。その他、町にはマスクや消毒用アルコールといった多くの支援品も届いている。

 

 集まった寄付金は町の感染症対策や、コロナの影響を受けた町民への支援策などに活用する方針。

 

 同課の担当者は「コロナは全国的な課題で、それぞれの地域も大変な状況の中、与論に思いを寄せてくれる方が大勢いることは島民にとって大きな励み」と感謝。

 

 山元宗町長は「誠の島とも言われる与論島だが、今回は島外の皆さんから『誠の心』というのを示していただいた思い。皆さんの恩に報いるためにも、さらなる感染症対策や、経済の立て直しなど町の発展に取り組んでいきたい」と述べた。

 

 寄付の受付期間は2021年3月末まで。町ホームページに掲載されている申込書に必要事項を記入して郵送やファックス、メールで申し込む。町は申込書を受け付けた後、振込方法を案内し、受領書を納付後に発行する。問い合わせは電話0997(97)3111の与論町総務企画課。