1級インストラクターに/書道で県1人、「生きる力」

書道に打ち込み、生涯学習1級インストラクター認証を受けた長さん=龍郷町中勝

書道に打ち込み、生涯学習1級インストラクター認証を受けた長さん=龍郷町中勝

 龍郷町中勝の長信子さん(69)が書道の生涯学習1級インストラクター認証を受けた。文科省認定の社会通信教育講座修了者を対象にした指導者資格で、9月1日現在、書道部門1級は県内で長さんのみ。「(1級認証は)きちんとしなければというプレッシャーにもなるが、一生できるものがあるという生きる力にもなる。書道は日本の大事な文化。伝えていく力になりたい」と話す。

 奄美市名瀬生まれ。幼少から書道は大好きだったが、集中して向き合うまでには長い我慢の期間があった。高校卒業後に就職し、そして結婚。夫の廣和さん(76)は異動の多い教職。1男2女の子育てや義母の世話もあり、自分の時間はなかなか持てなかった。
 本格的に打ち込み始めたのは廣和さんが定年退職を迎えた1999年、信子さん55歳。この年、南日本書道会通信講座で師範資格を取ったのを皮切りに、2001年には読売女流書法展で秀逸賞、02年に文科省認定通信講座の最優秀受講生に贈られる文科大臣奨励賞、03年NAZE市美展で市長賞などと立て続けに受賞…。