10管初 女性船長の冨永真生さん 古仁屋海上保安署

第10管区海上保安本部初の女性船長として着任した「いそなみ」の冨永船長=9日、奄美市の名瀬港

第10管区海上保安本部初の女性船長として着任した「いそなみ」の冨永船長=9日、奄美市の名瀬港

 古仁屋海上保安署の巡視艇「いそなみ」(約100㌧、乗組員19人)に、第10管区海上保安本部初の女性船長が着任した。9日、奄美市の名瀬港に入港した冨永真生船長(30)は「船長になることは学生の頃からの夢の一つだが、女性だからという特別な気負いはない。乗組員と協力し、状況に応じて的確に業務に取り組みたい」と語った。4月1日現在、全国で女性船長は3人だけという。

 

 冨永船長は熊本県熊本市出身。2011年に海上保安大学校を卒業し、初任地は第1管海上保安本部函館海上保安部の巡視船「つがる」。海上保安庁総務課教育訓練管理官付で世界海事大学(スウェーデン)へ1年半留学したほか、警備救難部などで経験を積んだ。

 

 いそなみは船長と機関長が2人ずつおり、交代で10人前後の乗組員が勤務する2クルー制。宇検村と瀬戸内町の周辺海域を中心に担当する。

 

 奄美入りは今回が初という冨永船長は「奄美大島は自然が豊富で海もきれい。風土や気候が独特で、住民との交流も楽しみ」と笑顔。奄美海保の安尾博志部長は「語学力など国際的な能力が高い。年々増える観光客への安全指導など、特技を生かして頑張ってほしい」と話した。