19年度22人が研修修了 奄美群島

地域通訳案内士の研修修了証を受け取る試験合格者=21日、奄美市名瀬

地域通訳案内士の研修修了証を受け取る試験合格者=21日、奄美市名瀬

 奄美群島広域事務組合が育成を進める「奄美群島地域通訳案内士」の研修修了証交付式が21日、奄美市名瀬の奄美会館であった。2019年度は英語と中国語の2言語合わせて群島内で22人が地域通訳案内士となるために必要な研修を修了した。16年度以降の同修了試験合格者は129人(英語101人、中国語28人)となった。

 

 通訳案内士の育成は、奄美・沖縄の世界自然遺産登録を見据え、インバウンド(訪日外国人観光客)の増加を予想し、同組合が16年度から事業展開している。

 

 19年度は研修の事前審査に38人(同29人、9人)の申し込みがあった。語学、地元学など54時間の研修を経て試験があり、英語20人、中国語2人が合格した。合格者の地域別内訳は奄美大島13人、喜界島4人、徳之島1人、沖永良部島1人、与論島3人で、中国語は奄美大島、徳之島で各1人。

 

 交付式には奄美大島の合格者のうち11人が出席。広域事務組合の信島賢誌事務局長が「奄美の魅力を来訪者に伝えてほしい」とあいさつし、合格者に修了証を手渡した。

 修了生はあいさつで「観光客が奄美を大好きに思って帰ってもらえるよう頑張る」「これからも奄美の歴史や英語を勉強していく」などと語った。奄美群島の認定エコツアーガイドでもある竹島真寿人さん(43)=奄美市笠利町=は「通訳案内士同士のつながりも大事にし、奄美の魅力を世界中の人にPRしていきたい」と話した。

 

 外国人を有償でガイドするには通訳案内士法に基づく国家資格が必要。奄美では14年度末の奄美群島振興開発特別措置法改正に伴い「特例通訳案内士」制度が創設された。18年1月の通訳案内士法改正に伴い地域通訳案内士制度に移行した。研修修了生は各自治体から登録証の交付を受けて通訳案内業に従事できる。