19日開設向け、接種手順を確認 奄美ワクチンセンター従事者ら

ワクチン接種の流れをシミュレーションする参加者=14日、奄美市名瀬

ワクチン接種の流れをシミュレーションする参加者=14日、奄美市名瀬

 新型コロナウイルスワクチンの集団接種を行う「奄美ワクチンセンター」(奄美市名瀬)の開設を前に、奄美市と龍郷町は14日、会場の奄美文化センターで接種シミュレーションを行った。行政職員、医師、看護師、消防隊員ら約100人が参加。一連の流れや人の動線、体調急変時の救急対応などの手順を確認し、課題を洗い出した。

 

 奄美ワクチンセンターは19日に開設する。接種予約枠は午前9時から午後4時半まで30分単位で設け、1日最大240人を想定した。

 

 会場内は受け付け、医師の問診、ワクチン接種、待機所など各ブースを設営、それぞれに看護師や事務職員を配置して対応する。

 

 この日は市民役に扮した市町職員が次々と来場した。予診票ブースでは看護師らが記入箇所を丁寧に確認していたほか、接種ブースでは「利き腕はどこですか」「しびれはありませんか」などと声を掛けながら手際良くこなした。

 

 続く救急模擬訓練は県立大島病院救命救急センターの髙間辰雄センター長を講師に、接種後の意識消失や転倒によるけがなどを想定して行われた。

 

 参加者は実際に119番通報後、傷病者を救護ブースへ運び込んで状態を確認。担架代わりに毛布を使うなど臨機応変に対応する場面もあった一方、「人が多いので通報時に相手の声が聞き取りにくい」「来場者に不安を与えないよう配慮が必要」などの声も聞かれた。

 

 終了後、大島郡医師会予防接種担当理事の岩城陽一医師は「細かい部分の課題は実際に集団接種をやってみながら見つけたい。病院や消防とも連携しながら対応するので、接種を希望する人は安心して来場してほしい」と話した。

 

 ワクチンセンターではまず、開業医や消防隊員、保健部局の自治体職員ら優先対象の集団接種が始まる。65歳以上高齢者は5月3日開始を予定している。