3年で2762人利用 諸鈍デイゴ並木など人気 加計呂麻島シェアサイクル事業

加計呂麻島で貸し出している電動アシスト付き自転車

加計呂麻島で貸し出している電動アシスト付き自転車

 瀬戸内町加計呂麻島で実施している電動アシスト付き自転車のシェアサイクル事業「加計呂麻島あまくまサイクル」は8月末で3年がたった。町商工観光課によると、3年間で1931組2762人が利用。若年層を中心に、諸鈍デイゴ並木などの観光地巡りに多く利用されているようだ。

 

 同事業は県特定離島ふるさとおこし推進事業を活用。㈱ドコモ・バイクシェアと提携し、衛星利用測位システム(GPS)を搭載した自転車10台を導入して16年8月30日にスタートした。19年4月からは町単独事業として運用している。

 

 17年8月11~17日に行ったGPSによる走行データ集計結果によると、立ち寄り先は▽諸鈍デイゴ並木▽竜宮神社(諸鈍)▽武名のガジュマル▽於斉のガジュマル▽安脚場戦跡公園―など。生間を発着点に諸鈍へ、あるいは生間、瀬相をそれぞれ発着点に、大島海峡側の道路を往復する利用者が多かった。

 

 年度ごとの利用者数は16年度(9~3月)178組261人、17年度688組973人、18年度779組1177人と順調に増加。月ごとでは、ゴールデンウイークを含む4~5月、夏休みを含む7~8月の利用が多かった。

 

 一方、本年度利用者数は8月末までに286組351人で、このペースでいけば前年度を下回る見込み。その要因について町の担当者は「加計呂麻島の起伏の激しさがリピーターを減らしているのではないか」と分析。自動車に比べて荷物を多く載せられないのもネックとした。

 

 「自転車は自分の足で目的地にたどり着く達成感があり、『きついけど楽しかった』との利用者の声もある」と担当者。修繕費、維持費などで収支は厳しいが、事業は今後も継続する予定で、「これから涼しくなる。安全運転を心掛けながら、風を切って走る気持ちよさを体感してほしい」と秋以降の利用者増に期待を込めた。