4期ぶり9万トン台目指す 南栄糖業が製糖開始 沖永良部島

安全操業を祈願し、工場の圧搾機へ向かうコンベヤーにキビを投入する関係者=1日、和泊町

安全操業を祈願し、工場の圧搾機へ向かうコンベヤーにキビを投入する関係者=1日、和泊町

 【沖永良部総局】県内の大型製糖工場のトップを切って沖永良部島の南栄糖業株式会社(芋高宗栄社長)が1日、2020~21年期の製糖を開始した。今期のサトウキビ搬生産量は11月1日現在、9万366トン(前期実績8万2979トン)を見込み、6期連続の8万トン超え、4期ぶりの9万トン台を目指す。搬入出発式が同日、和泊町皆川の同社工場であり、生産者と同社社員らが安全操業へ気持ちを新たにした。

 同社の年内操業は7期連続。前期より2日早い開始となった。収穫面積は1709ヘクタール(和泊750ヘクタール、知名959ヘクタール)で、前期に比べ104ヘクタール増えた。町別の生産見込み量は和泊3万9537トン、知名5万829トン。

 20~21年期産は他作物からサトウキビへ植え替えるほ場がみられ、春植え面積が前期比135%の230㌶と拡大した。また生育期の高温で順調に茎長が伸び、大きな気象災害もなく、生産量が前期より増える見込み。糖濃度を示す平均ほ場ブリックスは11月1日現在で18・23(平年値16・08)と高水準にある。

 沖永良部さとうきび生産対策本部の山下元達本部長は出発式で「製糖作業中に事故がなく、安全に操業できるよう祈念する」とあいさつ。南栄糖業の芋高社長は「今期は生産量が多く、糖度も高いと期待している。関係者みんなで安全と健康を維持しながら好成績を達成しよう」と呼び掛けた。

 出発式後に安全祈願の神事があり、出席者代表が圧搾機に向かうコンベヤーにキビを投入した。

 原料の搬入は年内は28日まで。年明けは1月4日開始。搬入完了は未定。