50年ぶりの再会喜ぶ=埼玉県の大磯さん、恩師訪ね沖永良部へ

50年ぶりの再会を喜ぶ大磯さん(右)と上野さん=24日、知名町正名

50年ぶりの再会を喜ぶ大磯さん(右)と上野さん=24日、知名町正名

 伊仙町出身で埼玉県在住の大磯恭子さん(64)さんが23日に沖永良部島に来島し、同町立犬田布小学校時代の恩師で知名町正名の上野富實さん(80)と50年ぶりに再会した。夫の一誠さん(64)と共に、飛行機と定期船を乗り継いで来島した大磯さん。「優しかった上野先生に一目会いたいとずっと思っていた」と念願の再会を喜んだ。

 

 大磯さんは旧姓平。上野さんは3年生のころの担任で、母親の仕事の都合で5年生の時、県本土の学校に転校。沖永良部島は今回が初来島で、上野さんとは中学生の時に一度だけ県本土で会って以来の再会となった。

 

 「当時、警戒心が強かった私の教師へのイメージを変えてくれたのが上野先生。『こんな優しい先生いるんだ』と思った。それから上野先生と同じ眼鏡をかけた先生が好きになった」と大磯さん。

 

 歳を重ねるたび、「もう一度先生に会いたい」との思いが強まり、今から約10年前に上野さんが沖永良部島出身という情報だけを頼りに、はがきを書いて出した。すると返事があり、その後は手紙や電話でのやり取りを続けているという。

 

 上野さんは「恭子さんは教師になって初めての教え子。恭子さんには父親がいなかったが、社交的で明るく、弟と2人で私の住む下宿にもよく遊びに来てくれた。家まで送ったりしたことを覚えている。こんな遠い島まで会いに来てくれて教師みょう利に尽きる」と笑顔で話した。