6月、一部地域で利用可能に 瀬戸内町 加計呂麻島光ブロードバンド

光ブロードバンド整備が進む瀬戸内町の加計呂麻島(奥)

光ブロードバンド整備が進む瀬戸内町の加計呂麻島(奥)

 瀬戸内町加計呂麻島の光ブロードバンド整備事業は、2020年9月に奄美大島―加計呂麻島間に海底光ファイバーケーブルの敷設が完了。21年6月には押角、勝能、スリ浜、諸数、生間、渡連、安脚場、諸鈍の8集落、22年3月には阿多地を除く全集落の各世帯で光回線が利用可能となる予定だ。

 

  事業は、奄美大島と、加計呂麻、請、与路3島の情報格差是正を図るため、国の無線システム普及支援事業費等補助金を活用して19年度から始めた。総事業費は8億9889万円(補助率5分の4)。

 

  現在、奄美大島では超高速光ブロードバンドサービスが提供されているのに対し、加計呂麻、請、与路3島ではADSLサービスの提供のみ。同サービスは23年の終了が決まっているため、他サービスへの乗り換えなど対策が必要とされている。

 

  海底光ファイバーケーブル敷設の効果は携帯電話通信にも期待されている。町企画課によると、これまで奄美大島から無線でつないでいたが、有線となり、携帯電話各社が利用することで、同島だけでなく、請、与路両島の通信エリア拡大や通信品質の向上が図られるとしている。

 

  同課の担当者は「情報格差の是正というところで始まった事業だが、加計呂麻島まで光が届くことで企業誘致が進み、コロナ禍に国でも推奨されているテレワーク(情報通信技術を活用して会社に行かずに自宅などで仕事をすること)やワーケーション(休暇などで滞在している観光地や帰省先などで働くこと)の手段ともなれば」と話した。