8月1日からバス実証運行 沖永良部

沖永良部島の公共交通のあり方について意見を交わした活性化協議会=24日、知名町

沖永良部島の公共交通のあり方について意見を交わした活性化協議会=24日、知名町

  【沖永良部総局】2019年度第1回沖永良部地域公共交通活性化協議会(会長、今井力夫知名町長)は24日、知名町役場会議室であった。これまでバスが通っていなかった同町屋子母集落内を通るバスの実証運行を8月1日から1カ月間実施することを決めた。一方、4月から実施している高校生の朝課外に合わせたバスダイヤの実証運行は、生徒の利用がほとんどなく本格運行は見送る方針。

 

 以前から住民が強く要望していた屋子母集落内にバスを通す案は、道路幅が狭いことなどから安全性をはじめ、いくつか課題があり、同協議会で議論されている。

 

 実証運行は10~13人乗りのバスを使い、屋子母の泉商店前から同町知名までの区間を1日2往復する。

 

 泉商店前発は午前8時と同9時出発。折り返しの知名発は午前11時半と、午後1時5分出発となる。

 

 安全の確保などを目的に①集落内を通過する際、集落民はバス運行を優先し、離合時にバスはバックしない②バス運行路線に路上駐車しない―などのルールを設定し、沖永良部バス企業団と集落で同意書も交わした。

 

 沖永良部高校生の朝課外に合わせたダイヤの実証運行は4月、5月で生徒の利用が延べ3人しかなかったことが報告され、高校側の意見も確認した上で、協議会としては本格運用を見送る方針を確認した。

 

 この実証運行によるダイヤ変更に伴い、「利用しづらくなった。元のダイヤに戻してほしい」といった住民からの苦情も、和泊、知名両町とバス企業団に寄せられており、9月末の期間完了を待たず、できるだけ早く実証運行を終える方針。

 

 半面、4月から実施している和泊港、伊延港、知名漁港へのデマンド型バスの実証運行は利用が好調で、10月以降も継続する。