87歳の「校長先生」永田さん ラジオ体操普及で表彰 奄美市

ラジオ体操優良団体等表彰を受賞した永田さん

ラジオ体操優良団体等表彰を受賞した永田さん

 ラジオ体操の普及に貢献した個人や団体に贈られる2020年度の「ラジオ体操優良団体等表彰」の府県等表彰に、奄美市名瀬の永田靜江さん(87)が選ばれた。永田さんは「生まれて初めて大きな賞を頂いて感激。みんなと仲良く健康づくりを続けたい」と受賞を喜んだ。

 

 表彰はかんぽ生命保険、日本放送協会(NHK)、NPO法人全国ラジオ体操連盟の主催で、1956年に始まった。全国、地方、府県の3部門があり、20年度は府県等表彰で143団体・119個人が受賞。県内では4団体・個人が受賞し、奄美群島から永田さんと徳之島町立手々小中学校が選ばれた。

 

 永田さんは夫を亡くして一人暮らしになった07年6月、気持ちを切り替えようと自宅近くの小宿第1公園でラジオ体操を始めた。口コミで仲間が集まり、13年5月には小宿ラジオ体操会「アマンクラブ」が発足。会員は現在26人。毎朝6時半のラジオ放送に合わせて体を動かしながら、和やかに交流している。

 

 会員はほぼ全員が70歳代以上で、最年長の永田さんは「校長先生」と呼ばれて慕われる。ノートに「出席簿」を作って参加状況を記録し、仲間の健康づくりを後押しする。

 

 夫の母から受け継いだ手造りのチマキ店を切り盛りしながら、朝のラジオ体操を欠かさない永田さん。「体操のおかげで友達が増えて幸せ。朝ごはんがとてもおいしいですね。会員を30人以上に増やして、みんなでぼけないように生活したい」と話した。